01. 病院の管理栄養士からの転職。予防医療の重要性を再認識して当社へ。
大学で栄養学を専攻し管理栄養士の資格を取得していた私は、ヘルスケア企業で「特定保健指導」に携わった後、病院に転職しています。「特定保健指導」は2008年にスタートした国の施策で、医療費抑制のために健康保険組合の加入者に向けて生活習慣病予防のためのアドバイスを行うもの。私は、指導者として対象者の方に食生活を見直すアドバイスを行っていましたが、自身に医学的な知識や経験が少ないことを実感したことから、臨床経験を積みたいと病院に転職。病院での勤務は学ぶことも多く、臨床の現場で患者さんと直に接していると、人間の根底には「美味しい食事を食べたい」という欲求があることに気づくことができました。しかし病気になってからでは、その希望を叶えるのは難しいことも多く、病気にならないように指導する予防医療に再び携わりたいと考えるようになったのです。そんな折、当社の「特定保健指導」の求人と出会い応募したのですが、なかでも当社を選んだのは、パーソルグループの一員としてこれから大きく飛躍しようとしているタイミングであったことと、特定保健指導などのヘルスケアサービスに一層力を入れていくという企業姿勢に魅力を感じたからです。
02. 一方的な「指導」ではなく、相手の気持ちに寄り添った「支援」を。
入社後は保健指導課に配属となり、以前の経験を活かして特定保健指導業務を担っています。指導対象は、特定健診の結果から生活習慣病発症リスクが高く、かつ生活習慣の改善による効果が期待できる方へのご支援です。先日も、定期的に電話で保健指導を行っていた方が見事に目標体重を達成され、大変喜んでいただけました。その方は厳密な食事管理をしたわけではなく、日々の食事内容を少し気を付けながら生活いただくことで、目標を達成することができたのです。指導させていただくうえで心掛けていることは、無理なく取り組めることを提案し、ひとつずつクリアしていただくということ。また、スモールステップを設けて、大きな目標に向かっていけるように配慮しながら、お互いの信頼関係を築いていくことも大切な要素だと感じています。最終的には「親身になって話を聞いてくれてありがとう。アドバイスも的確だった」とお言葉をいただけることは、私たちの保健指導が実を結び、皆さんの健康に貢献できたと実感できる、大きなやりがいを感じることができる仕事ですね。また、一方的な「指導」ではなく、相手の気持ちに寄り添った「支援」が大切であることも、改めて感じることができる瞬間です。
03. 個別の支援だけでなく、対象者の声をプログラムに反映したい。
まだ私は入社して日が浅いのですが、最近は支援業務とともにクライアントである健康保険組合との折衝にも携わるようになりました。こうして対象者の方への保健指導と、依頼主である健康保険組合との調整業務の両方を担当することで、個別に支援するだけではなく、対象者から上がった声をプログラムに反映して健康保険組合に提案することもできます。例えば、「夜勤で働かれている方には電話での支援が難しいので、別の方法で対応できないか」など、自分から働きかけていくことも可能です。こうした広い視野をもちながら業務に取り組み、保健指導のあり方そのものに自分の考えを反映できること。それこそが当社で仕事をすることの魅力だと思っています。
04. 私たちのヘルスケアサービスで、日本の「健康寿命」を伸ばしていきたい。
私たちが提供するサービスを通じて、一人でも多くの人に健康になっていただきたい。それが入社以来変わることのない私の想いです。日本は長寿国と言われていますが、一生のうちで元気に生活できる健康寿命というものは、実はそれほど長くありません。その健康寿命を延ばすために、私たちのような存在が微力ながらもサポートができればと思っています。
Schedule一日のスケジュール
- 9:00 出社。メールチェックおよび本日の予定の確認。
- 9:30 電話での特定保健指導を開始。
- 12:00 ランチ休憩
- 13:00 電話支援のほか、メールでの支援、iPadを使った遠隔地へのテレビ面談も実施。
- 15:00 健康保険組合との調整業務。
- 18:00 翌日の予定を確認し、退社。
Private休日の過ごし方
休日に、健康に良い料理を自分で試してみることも。
体を動かすことで頭の中がリフレッシュできるので、帰宅時、時間があるときは1時間ほどかけて歩くこともあります。休日は「保健指導に役立てば」との想いから、独り暮らしの方でも簡単に作れる料理や、手軽に摂取できる健康料理など、自分で作って試してみたりしています。
- ※所属部署・掲載内容は取材当時のものです。